偏見侍の武士の一文

思うところを書いていきたいと思います。偏見にまみれているため一部の方には不快な思いをさせるかも知れません。前もって謝っておきます、ごめんなさい

少女漫画という悪の教典

2017年ごろに下書きしていたものがあったので加筆して世に出します。

 

題名の言い回しは昔ケンコバさんが言っていたような気がします。

僕は案外昔から元気いっぱいで学校のクラスでも元気いっぱいにはしゃぎ回り元気いっぱいに滑り散らかし、なんやかんやで友達も多かった自負がある。

こんな感じの男の子は少女漫画でいうところの「咬ませ犬の結局ヒロインと付き合うことのできない元気のいいヒロインの幼馴染」サイドの人間だったと思う。

昔の自分を冷静に振り返ってみるとやはりモテてないし、顔がどうのとかそういうことを置いておいて立ち位置的にアシストやパスを出すタイプまたは、強制的に空気読まされて「じゃ、先行くわ!」なんて言いたくもないセリフを吐かされていたようなタイプだった。

その当時モテていた人間はやはり少女漫画漫画のヒーローよろしくクール目で時々アツさ出す前髪重め男子だったように記憶してます。

こういうタイプの男子は実世界に存在してるやつの場合、他の男子との絡みも少なくなく全然いい奴であることが多いんですが少女漫画では孤高の狼感を誇張して書かれていることが多い印象だ。

そのヒーローは学校では無愛想でヒロインにも冷たく当たっているが、実は小さい兄弟のために弁当屋でバイトしてそこから余ったお弁当を持って帰って弟や妹に食べさせてるみたいな、到底普通の高校生じゃ勝てないくらい大人にならざるを得ない状況であったりする。

その状況を知ったヒロインがなんか私しかあの人を理解できない!みたいな謎のテンションになり普段からすごく優しくしてくれる幼馴染みを咬ませ犬として扱い、時々だけ優しくされるヒーローの優しさを本物の優しさみたいに大事にして最終的には結ばれるという、ほぼこの感じのステレオタイプの少女漫画が多いと思う。(もちろんこの手のタイプだけではないとは思いますが、マジョリティーとして)

このステレオタイプの少女漫画を悪の経典と呼んでいるという話である。

 

世の女子もあの漫画のキャラそのままのような人がこの世にただ1人すら存在しない事は知っていますし、そういう人が良いと口に出す女子はいません。しかしながら、多分女子の細胞レベルでそのタイプの男性への憧れ、神格化は確実にあると思う。

 

冷静に考えれば、普段から仲が良くいつも優しくしてくれる幼馴染みにいくべきなんです!タッチはそうなんです!ええ。

 

しかし、この2人が同時に好意を寄せた場合、明るい幼馴染みタイプのやつが勝ったのをこの目で見たことがありません。

いつも前髪重めこ黒縁メガネのクール野郎が持っていくんですよ。

 

しかも、良くないのはどちらのタイプもルックスが良く書かれているので男が読んだ場合ふに落ちない訳ですよ。こいつは不細工だから振られてた訳じゃないよね?仲良くしすぎた、優しくしすぎたからフラれたんだよね?って危険な思想に行き着く訳です。

世の男性が全て女子に初対面ではキツくあたりこっそり優しくするようになり、履き違えた男は女子に謎に強くあたるだけの奴みたいなが現れる事になります。

しかも良くないことにこの幼馴染みタイプはこいつの気持ちをよくわかってくれるヒロインの親友的なポジションのやつから好意を持たれてたりすることが多く、さらに、ヒロインへの気持ちがあるためにその子をフルという謎に辛い場面まで書かれたする訳ですよ?これをしっかり読み込んだ男がたくさんいたらどう思いますか?えっ?フッといてフラれていいとこなしじゃん!俺も無愛想で女に冷たくあたるぞーってなりませんか?なります!…なるかもです。

 

少し話を戻しますとステレオタイプ化された少女漫画を恋愛のバイブルとしてはいけないってことです。

 

だからこの手のタイプの作者さんがいたら咬ませ犬の幼馴染みにもフラれた後素敵な彼女が出来る様に書いてください!

自分が学生時代そういう風なキャラに近くて彼女が居なかったからって幼馴染みキャラに肩入れしてる訳では無いですからね…